2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

Glasson & Lalik (1993) Method 3

3月の2回の内省セッションの間に、教師は彼らの調査授業以外のビデオを見せ、彼らの分析を説明し、グループディスカッションを引き出していた。このグループディスカッションの副産物として、われわれは教師が学習サイクルの調査フェーズを試すときに使うか…

Glasson & Lalik (1993) Method 2

12月の2回目の内省セッションの間に、教師はLawson and Renner (1975, pp. 339-340)によってSCIS学習サイクルを紹介された。この記述はこの論文以前のに議論された指導の3つのフレーズを説明している。この記述を読んだ後、教師は彼ら個人のビリーフと記述の…

Glasson & Lalik (1993) Method 1

協力した教師は学校関係者によって推薦された。候補者は彼らの教育ビリーフの口頭および記述の表現をもとに面接され、選抜された。10目の教師のグループから、われわれは言語志向学習環境と経験的科学学習の評価を表現した6名の教師の協力を依頼した。 協力…

Glasson & Lalik (1993) 9

言語と行動と活動の相互使用において教師が生徒を参加させるのにSCISやより学習サイクルの新しい解釈を使うかどうかを知るためにわれわれは実践の中でそれを観察することとした。これを達成するために6名の科学教師とともに解釈的研究を行った。われわれは3…

Glasson & Lalik (1993) 8

活動的で思慮深い言語は学習者が彼らの経験の意味を交渉する乗り物であるから、言語使用を奨励する形式の中で授業を提供することは重要である。科学の授業のためのSCIS学習サイクルモデル(科学カリキュラム進歩学習, 1974)は積極的な言語使用と問題解決のた…

Glasson & Lalik (1993) 7

Vygotskyは論理的記憶、自発的な注意、そして概念形成のような高度の心理的要素の発達を内化の過程として記述している。これらの要素は幼年期に世界の物体に向けた行動として始まる。それらは人が個人間の意味を獲得するための人と人との間の実際の関係によ…

Glasson & Lalik (1993) 6

Vygotsky(1978)によると、発話は学習において本質的な役割を果たす。Vygotskyが言うには、 目標到達において子どもの発話は行動の役割と同様に重要である。子どもは彼らが何をしているかについて話すだけではない。発話と行動は1つのそして同じ複雑な心理要…

Glasson & Lalik (1993) 5

教えることは学習者の個人的な知識とともに始まる。学生の科学の理解が発達において、生徒を補助するために、教師は学生に彼らの現在の知識の表現を想起させる方法で言語を使用する機会を供給すべきである。他の人間活動から切り離すよりもむしろ、言語使用…

Glasson & Lalik (1993) 4

Glasersfeld(1998)は教師が概念を伝えるために知識伝達型の方法を用いる教室言語の従来型の使用に対する確信が不足しているけれども、「言語は学生の創造を指導するプロセスにおいて道具として使われることができる」(p. 9)と主張している。同様に社会構成主…

Glasson & Lalik (1993)3

科学教育の研究者は構成主義的学習理論に関心を持っているが、それらの理論の解釈方法が実質的に異なっている。たとえば、Lawson, Abraham, and Renner (1989)は学生の科学的知識の発達において仮説演繹的な考えの役割を強調している。別の研究者は科学学習…

Glasson &Lalik (1999) 2

学習理論は新しく興ったポスト実証主義哲学を反映している。研究は科学学習は構成的な過程であり、知識構成は双方の学習者側(Inhelder & Piaget, 1958; Piaget, 1964)と教師側(Duckworth, 1986)のどちらの側にも積極的な参加を必要としていることを示してい…

Glasson & Lalik (1993) 1

科学における教育的な判断は知識の本質の理解と生徒の学び方に根差している。2つの主な視点は科学的知識の発達を説明するために使われてきている。すなわち、実証主義とポスト実証主義である(Garrison 1986)。実証主義者は数値データ単独の観察と意図的に現…

Glasson & Lalik (1993) Abstract

この研究の目的はScience Curriculum Improvement Study (SCIS)あるいは最近の学習サイクルの解釈が社会構造主義的学習において教師が生徒を参加させるのに使われるかどうかを知ることである。この目的を達成するために、学習サイクルの枠組みの範囲内で大学…

Basturken, Loewen & Ellis (2004) Introduction

本稿で報告する研究は、Borg (2003)が要求している教師の認知に関連する言語指導の特別な側面に取り組む調査を取り上げている。考慮されるであろう指導の特別な側面とはフォーカス・オン・フォームである。実験された認知の側面とは、教師ビリーフである。わ…

3.3.4. Advantages and Disadvantages

文脈アプローチはSLAについてのビリーフの定義を動的で社会的であると提案する。なぜなら、それはビリーフを研究するさまざまな異なる方法論を提案するからであり、それは異質のグループであるからである。しかしながら、それらの全てが質的で解釈的なパラダ…

3.3.3 Relationship Between Beliefs and Actions

他のアプローチと異なり、文脈的アプローチは知識(あるいは思考)は状況的であるというパースペクティブを取る。ゆえに生徒が相互行為をする文脈を研究することが重要である。授業観察を用いた研究は文脈の複雑さとこれらの特定の文脈の範囲内での生徒のビ…

藤田(2010)「授業イメージの変容に見る熟練教師の成長―自律的な学習を目指した日本語授業に取り組んだ大学教師の事例研究―」

①どんな問題を扱っているか? 自律的な学習を目指した授業を始めて担当した教師Aの2学期終了時(1年後)と4学期終了時(2年後)の授業イメージの変容 ②どんな方法でアプローチしたのか? PAC分析を用いて授業イメージの変容を捉える。 ③どんな結果が出たのか…

古別府(2009)「大学教員養成における海外日本語アシスタントの成長―PAC分析と半構造化面接による良き日本語教師観の変化を中心に―」

①どのような問題を扱っているか? 2名の日本語アシスタントの海外研修後の個人的及び共通する良き日本語教師観の変化、日本語アシスタントの成長 ②どのような方法でアプローチしたのか? 大学日本語教員養成の履修生2名に海外研修渡航前と渡航後にPAC分析を…

Sakui & Gaies (1999) 1.1. The nature and importance of beliefs about learning

Sakui & Gaies (1999)はビリーフを態度、経験、期待、そして学習ストラテジーなど言語学習に影響をもたらす複雑な一連の変数であると定義している。それは、言語の本質についてのビリーフ、言語学習タスクについてのビリーフ、起こりそうな結果についてのビ…